森に佇む学生寮の廃墟
関東のとある湖畔近くの森に佇む、元学生寮の廃墟を探索して来ました。
今でも現役のとある学校法人が使用していた女子寮の合宿施設で、1989年頃に閉鎖されたようです。
建物は集会所のある平屋の棟と二階建ての宿泊棟に分かれており、渡り階段で繋がっている造りになっていました。
ただ宿泊棟の方は床の崩壊がかなり激しかったので、十分に探索は出来ませんでした…残念!
外観
宿泊棟は割としっかりとした外観ですが、
内部はまともに歩き回ることが出来ないくらい崩壊が進行していました。
時期的に紅葉は全く期待してませんでしたが、どういうわけかこの周辺だけ少し残っていて…予期せず廃墟+紅葉の写真が撮れたのは嬉しかった!
集会所のある平屋は屋根の一部が絶賛崩壊中でした。
Hall:集会所
このホールがこの廃墟のメインですね!
椅子を隅々まで並べれば100人程度は入ることが出来そうです。
机が見当たらなかったですが、厨房が併設されいたところを見ると、ハリー・ポッターのホグワーツにある大広間のような感じでここで食事を摂っていたのかも。
ボロボロに壊れて中の構造が剥き出しになったオルガンにレコードの再生機や本棚もあったので、事務的に集まるためだけの場所ではなく、皆の憩いの場でもあったのかも知れません。
大量のパイプ椅子が無造作に放置されている光景が壮観!
昔の自動販売機、時代を感じます。
残念ながら一本もジュースが残っていなかったので買うことは出来ませんでした。
時計の日付がなぜか32日で止まっていました。誰かのイタズラなのか、それとも自然とこうなったのか…確か「ぼくのなつやすみ」でこんなバグがありましたね。
ここまで床が崩れていれば足を踏み抜く心配がないのでむしろ安全!
廃墟マニアに優しい廃墟だ!
ホール横の厨房、あまり古臭さは感じません。
でも閉鎖から約30年間時が止まっていると考えると不思議と侘しさが込み上げてきます…。
廃墟好きの超能力者がここを訪れたのか!?
折り曲げられたスプーンが置いてありました。
Lodging Facility:宿泊棟
本来なら集会所のある平屋から渡り階段を使えば宿泊棟に行けるのですが、その階段自体の老朽化が深刻だったので安全を取って(そもそも廃墟に安全なんてありませんが)裏から伸びる鉄の橋を使って二階に入りました。
これが残されていなかったら二階の探索は諦めなければいけないところだったので本当にラッキーでした!
まぁ〜とはいえこの橋自体もかなり錆びついていて、渡るのがとても怖かったです…!
血ではないと思いますが、いや〜な色ですね。
分かりづらいですが鏡にもこびり付いてます。顔を近づけてよく観察してみましたが結局この液体の正体は不明のまま。
廃墟に来てこういうの見ると本当に背筋が凍る…。
この謎の機械は一体…?
私が生まれる前にすでに閉鎖されいる廃墟なので、この機械も相当前のものだと思います。
私には何に使うか全く見当がつかなかったですが、こういう謎の残留物を見つけるのも廃墟探索の醍醐味ですね。
集会所と宿泊棟を繋ぐ階段。
イ〜雰囲気ですがここを通るのは相当な勇気がいるなぁ…っていうくらいには朽ちてました。
ちょうどこの写真を撮っているときに奥の部屋から人の足音のようなものが聞こえてきたので、一瞬ビビって階段を駆け下りそうになったけど踏み止まりました(笑)
ご覧の通り宿泊棟は足下がほとんどガタガタの状態。
腐った床を踏み抜くのが廃墟において最もありがちな危険な事故なので、今回の探索はなかなか緊張感に溢れてました。
Other Photos
集会所の屋根が崩壊している場所の真下はどうやら浴室だったみたいです!
事前にネットで見た写真ではまだ綺麗な状態でしたが、ここ数年でこの有様になってしまったようですね〜。
この様子だとそう遠くない未来にこの建物自体が倒壊してしまう日が来るかもしれません。
最後に、パイプ椅子を召喚している私です
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